TWC工法U エキスパンションジョイントの防水
 

                             特許申請中 



 屋根の部分にエキスパンションジョイントが
 無ければ、建物の打ち継ぎ部分では、建物の動きが
 大きく、何度防水しても、結局防水層は破れて、
 普通の防水では、最初から無理です。

 防水が下手と言うよりは、無知、無責任に過ぎます。

 この様な場合、誰もが通常の工法では無理な事は
 知っています。
  しかし、それ以外の方法を考えるとか、採用する
 意欲が無いのです。

              (拡大写真)







 
   トンネルのコンクリート打ち継ぎ部分や
 エキスパンションジョイントにすべき部分でも
 セメントモルタルで上塗りされていて一見、 大きな
 クラックの一種の様に見える場合もありますが、
 実際には、この部分は通常のクラックに比較して
 単に動きが大きいだけでなく、3次元方向に変動して
 いますので、通常の防水では対処困難です。

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  右の図は、コンクリートの打ち継ぎ部分の変動が通常の
 貫通クラックと異なり、三次元の方向に変動している事を
 図示したものです。



  下の写真はコンクリートの打ち継ぎ部分にゴムシートを
 張り付けたものですが、クラックの三次元方向の変動に
 追随出来ずに破断したものです。

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  右の写真は、コンクリート打ち継ぎ部分の変動を無視して
 ステンレスの縦樋を両側に固定した結果、変形したもので、
 クラックの僅かな動きと思っても、三次元方向の動きは
 無視出来ません。

  この様な場合、縦樋は片側にしか固定出来ないものですが、
 その結果反対側の固定されない部分は、漏水を防ぐ為に
 コーキングも出来ず、不安定になります。
  柔らかいスポンジを挟んだり、コーキングをしても
 やがて破断して、漏水の原因となります。

                    (拡大写真)


 


  
  
   これはコンクリートの打ち継ぎ部分の上に、
    セメントモルタルを目地を採らずに、塗りつけたものです
  
  一見、動きが小さく見えても、後日破損した部分を
  セメントモルタルで補修したものですが、何度補修しても、
  破損を繰り返します

        (拡大写真)
        




    エキスパンソフトパッキン

     私達は、この様な問題を解決する為に、下図の様な
    ソフトパッキンを開発しました。(特許申請中)


           エキスパンソフトパッキン        




    図1.は、上下二枚の布を等間隔
 (10o〜15o)程度に縦糸で織り込み
 繋いだものです。
 縦糸の密度は(200〜400本/cu)程度で、
 縦糸の強度は(50〜100g/本)程度です。

  この縦糸で繋がれた上下二枚の布をウレタン
 樹脂でコーティングして、水の漏れない
 シートに加工します。


 図2.
 この二枚の布の間に柔らかい寒天状の半硬化
 エポキシ樹脂を封入したものが
 エキスパンソフトパッキンです。

 エキスパンソフトパッキンは(10o〜15o)
 の厚みの1m*2m程度の板状に加工され、
 どの部分を切断しても図の様になります。

 内部に封入されたエポキシ樹脂は
 半硬化寒天状態ですが、水に溶ける事は無く、
 全体が防水性です。

 
 図3.
 このエキスパンソフトパッキンは柔らかく
 水平方向に力を加えれば容易に左右前後に
 変形し(30°以内)、変形ストレスがそれ程
 残りません。


 
 図4.
 エキスパンソフトパッキンは水平方向には
 自由に変形出来ますが、上下方向には
 変形出来ません。

 使用法には十分注意して下さい。











 エキスパンソフトパッキンの製作
   
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          エキスパンソフトパッキンの切断
          (拡大写真)
 


       







 エキスパンソフトパッキンの使用法





    漏水で濡れているコンクリートの打ち継ぎ部分への
  施工は先ず、TWC工法Tで漏水を処理してから、
  行います。

   補修工事で大切な事は、現場の惨状に
    圧倒される前に、冷静な分析です。
  防水が出来れば、次の工程も簡単に
  処理出来ます。

     コンクリート打ち継ぎ部の施工1.

     コンクリート打ち継ぎ部の施工2.    

  
  TWC工法Uは、TWC工法T工法では、追随
  出来ない部分の補強、又は防水の為に考案
  されたものです。

     コンクリートの打ち継ぎ部分においては
  片方にエキスパンソフトパッキンを
                 張り付け、その上からFRPライニングで接続します








     トンネル内では、打ち継ぎ部分が交差して
    いる部分があります。
    この様な場合には、図の様に全ての打ち継ぎ
    部分の両側にエキスパンソフトパッキンを
    張り付け、その上をエポキシ樹脂FRP
    ライニングで防水します。 

     この工法では、変動するコンクリート部分
    双方に、エキスパンソフトパッキンが貼り
    付けられていて、大きく変動する部分に
    より柔軟に対応出来ます。
    
     屋上の、打ち継ぎ部分など、温度差が
    大きく、変動幅の大きな部分にも適応
    出来ます。






 


 トンネルの内部には、必ず交差する打ち継ぎ
 部分が存在します。

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 TWC工法の最大の特徴は止水工事を
  二段階に分解する事です。
  
  先ず、漏水を処理してから防水します。





 特にトンネル工事の場合、
 伸縮する目地に対応した、優れた商品が
 沢山あります。
  しかし、良い商品を使用しても、必ずしも
 良い結果が得られるとは限りません。
  商品自体、用途が限定されている事もありますが、
 今一つ、工夫が必要です。


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 作業現場の要求として、短期間、限定された時間内に、作業を完結させる事が
 絶対必要な場合もあります。
  しかし、その事が不完全な結果も容認するものでもありません。

  私達は、先ず漏水を処理し、乾燥状態で防水工事を施工すべき事を主張します。

  大概の場合、漏水処理と防水を同時、同工程で施工しても、必ずしも工期の短縮には
 ならないし、その必要もなく、むしろ手直しで、時間を浪費したり、不完全な結果に
 終わる場合が多くあります。

  今一つ、隧道工事の様に、同一作業が連続して大量にある場合の商品は
 種々開発されていますが、建物の部分補修や、単発的工事に気軽に使用できる
 商品の開発がありません。

  私達の開発した、エキスパンソフトパッキンは建物の極限られた部分や、
 単発的補修工事など少量の用途にも、気軽に使用出来ます。






  通常、既存の建物に新たな建物を増設する場合、
 その接合部分には、エキスパンションジョイントを
 設けるものです。
  特にこの様に形の異なる建物に、異方向の建物を
 接続する場合には、特に必要です。  

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 しかし、この建物は私立大学の古い建物であり
 増設も数度に分けて少しずつ継ぎ足されたものです。







 同上建物屋上部分

 その様な場合でも何事も無ければ、滅多な事は無い
 のですが、阪神大震災は関西一円を揺るがせたものです。 
 この建物は建物自体がそれ程大くなく、当時、目立った
 被害は無かったのですが、その後時間の経過と共に、
 徐々に被害が特に屋上部分に、目立ち始めました。

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 建物内部のクラック

  震災当時、それ程目立たなかったクラックですが
 10年近くを経過した今日、建物の打ち継ぎ部分では
 驚く程の広がりを見せています。

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 建物内部でこれだけの亀裂が発生すれば、当然屋上の
 防水にも被害が出ます。

 震災後数年して、漏水が目立ち始め、その後数度の
 補修にも目立った効果が現れません。


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 しかも、漏水が目立つのは屋上の部屋と言うよりは
 クラックが殆ど目立たない、下の階の部屋です。

 それは多分、漏水はクラックの大きな上の階を
 素通りして、クラックの目立たない、下の階に
 現れたものと思われます。

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 屋上の打ち継ぎ部分では、何度コーキングしても
 漏水は止まりません。


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  コーキングがすぐに破断する理由








 大きな亀裂は打ち継ぎ部分以外にも広がって
 います。

 



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 余り目立ちませんが、外壁モルタルやタイル面にも
 破損部分は確実に広がって、漏水の原因となっています。

 
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 細かい漏水部分や、下地の処理をせずに防水をしても
 防水層には水膨れが出来て、カッターを入れれば
 勢い良く水が噴き出します。

 これでは、防水は逆効果で漏水は止まりません。

 
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 防水層を切開すれば段違いを生じています。

 この様な部分では、周囲のモルタルやタイルの目立たない
 漏水部分の補修を先行すべきですが、部分補修の場合
 実際には完全な補修は不可能です。

 モルタルやタイル面から集まる漏水は、導水紐を埋め込み
 外部に排出すべきです。 

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 導水紐を入れても、コーキングで押さえただけでは
 間もなくコーキングは切れてしまいます。

 一旦亀裂の生じた建物では、小さな地震や震動にも
 反応して、クラックは伸縮します。

 この様な場合には、エキスパンソフトパッキンの
 使用が必要です。
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 エキスパンソフトパッキンには効用に方向性が
 ありますので、施工には注意して下さい。

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    エキスパンソフトパッキンの原理と使用法








 ガラスマットの張り付けは
 エキスパンソフトパッキンとその反対側の
 スパンを繋ぐものです。

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 エキスパンソフトパッキンから
 はみ出さない様に注意して下さい。







 ガラスマットには十分に樹脂を含浸させ、
 上塗りも丹念にして下さい。

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 ガラスマットは一枚で十分です。
 ガラスマットを多く貼り付けると
 強度が出過ぎて、クッション性が失われます。







 不陸の調整には弾性に富んだ
 材料を使用します。

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 漏水を確実に処理すべきか
 外見を重んじるか、補修業者が
 常に悩む問題です。

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 外側の外壁も同じ様に亀裂が生じています。
 同様に補修します。

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 ガラスマットは1枚、そのクッション性が重要です。

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      関連原稿


          TWC工法Uの工事施工写真集 地下打ち継ぎ部分からの漏水

 
          TWC工法Uの工事施工写真集2. 陸橋ジョイント部からの漏水





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