(有)ミヤモト工建 営業案内



TWC工法に依る止水 



 
 漏水現場でも、漏水を簡単に止める事が出来る場合と
 出来ない場合があります。

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 当現場は、床面が海面下5mの所にある地下鉄の
 車庫ですが、潮の干満を考えると、
 水面下6〜7mの所にあると考えるべきです。

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 構造的には、左図の様に、
 基礎コンクリートの上に
 コンクリートを流し込み、
 枕木、線路等を固定した
 ものですが、
 基礎コンクリートとは
 鉄筋で固定はされて
 いません。

      








 コンクリート打設当時は、特別に目立つ漏水部分も無かったのですが、
 地下鉄が開業する頃には、あちこちに漏水が目立ち始めました。
  しかし、この漏水を部分的に止めても、漏水の総量は変わらず、
 結果的に全ての接点を止水しても、漏水は止まりません。



 乗り入れている車両自体は超軽量ですが、朝夕の乗り入れは
 止水部分を破損するには十分な重量です。

 漏れてくる水は少量ですが塩水で、内部鉄筋の錆を含み、
 表面で結晶します。

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 上図でも解る様に、線路と線路の間に、排水用の溝があり、
 多少の傾斜もありますので、漏水部分を斫り込み、自然
 排出も考えられますが、空気に触れれば析出分が多く、
 溝は短期間で埋められてしまうでしょう。
 又、線路中央に駆動板がありますので全ての部分を斫り出す
 事は出来ません。

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 そこで、私達は、全て密閉式で、下図の様に、毛細管現象を
 利用して、排水する事としました。










 即ち、漏水する部分を斫り、
 其処に溜まった漏水を一旦、
 導水管を使用し、
 毛細管現象で水面より50o
 持ち上げ、導水管は枕木に
 沿い、駆動板の下を潜り
 漏水の水面より、落差150oの
 側溝に導くものです。
 





 漏水自体は、それ程多くないのですが、毛細管現象で漏水を
 50o持ち上げ、2.2m先の溝まで、落差150oで誘導するには
 何本もの導水管が必要でした。

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  導水管=導水性の良い紐を、ビニールホースに通した
      もので、内部を毛細管現象で、漏水が通過
      します。



 この工事で、最も重要なのは導水管のセットで、通常の
 3倍の本数を使用しました。

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 導水管は枕木に沿って固定します。

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 斫り出した漏水部分は、歩行用通路でもありますので、
 エポキシ樹脂モルタルで補強します。

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 モルタルで補強した後、FRPライニングでカバーし
 気密性を確保します。


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 導水管の端末は、排水溝の中へ誘導します。
 
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                    主任技師 大久保 晃
           



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