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TWC工法T及びU工事施工写真集 2.
陸橋の漏水補修
これは某大学記念館の陸橋の下に
タイル貼りの遊歩道を造る事になり、
橋裏の漏水を補修する工事の記録です。
平成15年12月完了予定
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この建物は10数年前の建造で、橋の上は石畳様の
仕上げで無論、下地の防水は施工されています。
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しかし、橋の両端にはエキスパンション部分があり
一端は既に段差を生じています。
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他端ではエキスパンション部分に、柔らかい
コーキングが打設されていますが、橋の動きには
追随出来ずに切れてしまいます。
更に、表面は小さな目地ですが、橋表面が石畳仕上げ
の為、実際の目地はタイル目地に比較して、相当深く
強雨時には、周囲の降雨が大量に流れ込みます。
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橋の所々では、水たまりも生じ、防水の疲労や老朽化で
漏水の一因ともなっています。
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橋の側面では、石貼りの部分からも雨水は浸透します。
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通常、橋裏の漏水は無視され、エキスパンション部分の漏水は
樋で受け、多少の裏漏れは常識的ですが、遊歩道を造るとなると
放置出来ません。
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エキスパンション部分はTWC工法Tで処理しますが
このままでは、橋の動きに追随出来ずに、将来切れて
しまいます。
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エキスパンション部分の漏水処理に関して詳しくは
TWC工法Uの部分を参照して下さい。
特に、この部分では、雨樋を取り付けるスペースも
無く、又雨樋では裏漏れを防ぐ事は困難です。
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エキスパンション部分にはエキスパンソフトパッキンを貼り付け
橋の動きに追随出来る様にします。
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エキスパンソフトパッキンにFRPライニングで接続しますので
橋の動きで、FRPライニングが切れたり、裏漏れしたり、
漏水する事はありません。
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しかし、陸橋のエキスパンションジョイントの施工は、今回が
初めてで、強雨時の漏水量の多さには正直言って驚きました。
用意した排水ホースでは排水出来ずに、エキスパンション
ジョイントの両端から雨水が溢れだし、急遽、両端の石を
取り外し、防水しました。
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弁解になりますが、私達は日頃から地下室や隧道の漏水処理を
手掛けていますので、雨の日の増水に関する意識が乏しく、
雨水の増量だけでなく、橋梁の伸縮に関しても、意識が足りな
かった事を反省しています。
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エキスパンションジョイントの目地は、何度打ち替えても、
伸縮に耐えず、切れてしまいますので、雨水の浸入を防ぐ事は
出来ません。しかし、ジョイントに隣接する部分や柱の周囲の
タイル目地を肉盛りして、平目地とする事で、雨水の浸入を
少なくする事は出来ます。
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最初の計画では、橋の端部に排水樋をセットして、漏水の
全てを池の中に逃がす予定でしたが、急遽エキスパンション
の両端に排水樋を増設、柱の根本に垂れ流す事にしました。
美しく仕上がったタイル面をやがて流れ出た排水のエフロで
汚す事を思うと、誠に申し訳なく残念に思います。
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その他各所の漏水はTWC工法Tで処理します。
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漏水は全て、天井裏を這う、排水ホースに回収し、
橋端部の池の中に放出する予定でした。
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しかし、困った事に、一部、橋両側の石貼り部分からの漏水は、
天井最底部でしか回収出来ません。
この部分は、天井裏の排水ホースの位置より5p程下に位置
します。
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仕方なく、この部分では漏水は直接下のタイル貼りの面に
滴下する事にしました。
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漏水部分の間近に橋梁表面の雨水の排水樋があります。
しかし、漏水する位置が、この排水樋より下の部分も多く、
この樋の中に排水する事は出来ません。
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エキスパンションジョイント付近の漏水以外は、新たに
ボードの上にセットした排水ホースに流し込みます。
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当初の予定では、漏水は全てこの部分に集め、池の中に排水する
予定でした。
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床タイル貼りも完成し、天井ボードも復旧します。
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完成後
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TWC工法T及びU工事施工写真集
続編2-2. 周章狼狽、シックハウス症候群
その後のテラス.
仕事を完成し、相手に喜んで受け取って貰う
それは私たちの最大の喜びであります。
更にその相手から次の仕事を受注した時、それは男として
信任された満足に浸るれる、至福の一時でもあります。
それは、一見、誇張した、客に媚びる表現に見えるかも知れません。
小さくて、他の人達からは何でもない、つまらない仕事の様にしか見えないかも知れないし、
私達自身、時には世間様の評価方が正しいかも知れないと思う事もあるのですが
私たちは、日々新しい、困難に挑戦し
新しい工法を開発し、その新しい工法で問題を解決する。
汗くさい、男達の、ささやかな喜び
至福の時であります。
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しかし、その逆の場合もあります。
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同じ現場に呼び出され、苦情を聞くとき
身の置き所が無く、穴があれば入りたい気持ち。
尤も、私たちは日頃から、穴の中(地下室)で
仕事をしております。
この現場の場合も、呼び出され、水が漏れていると聞かされ
当初、”しまった”と思ったものです。
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現場を見てから、困っている客先には申し訳無いのですが、
内心、安堵したのであります。
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テラスには仮設の建物が設置され、橋の下は教室の一部に
変更されていたのです。
確かに私たちは橋の下の漏水を処理したのですが、その時
橋の両端の、化粧石の部分は、石を取り外して見ると
橋床部分の防水層端部があり、化粧石を全て取り外して
施工しなければ、外観を損なわずに、
防水出来ない事が解りました。
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しかし、この部分は降水時には雨で濡れますので、
その必要も無かったのです。
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従って、処理は何もしてありません。
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所が、その橋の端部が部屋の中央に露出しているのです。
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しかも、その露出した化粧石の先端から、漏水しているのです。
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私たちの施工を信頼して頂くのは、誠に有り難い事ではありますが、
信頼され過ぎるのも困りものです。
教室の開講時期も迫っていましたので
”周章狼狽”とはこの時の事と悟りました。
信頼には、信義をもって答えるのが職人の心意気
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施工自体は、日頃の慣れた作業であり、
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作業は淡々と進められます。
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幸い、建物は短期間使用が目的のプレハブでしたので
排水は、床下に流す事が出来ます。
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床に穿孔して、排水路は確保出来たのですが、
これが恒久的建物であれば、我々は排水に窮する所です。
漏水で、一時中断していた設備や器具の設置も
急ピッチで進みます。
確かに、私たちの施工は日頃の慣れた仕事でした。
しかし、雨水の漏水処理作業では、一度で完璧とは行かないものです。
現在漏れている部分に関しては処理出来ますが、
漏れていない部分に関しては、次の降雨を待つ場合もあります。
結局、教室開講後、再補修と言う結果になったのですが、
学生さんの中から、多少気分が悪いとの苦情が浮上したのです。
いわゆる、シックハウス症候群です。
私たちも迂闊でしたが、この教室は自習室でしたので、
漏水補修も、極く僅かであり、開講の時間帯に数時間、
学生さんに席を空けて貰い、作業を進めてしまったのです。
私たちの作業は大半、地下室であり、
新築の場合は、少なくとも完工の3〜6ヶ月前に作業を完了しています。
補修作業でも学校の場合、夏休みとか春休み期間中です。
会社や工場の場合でも、大半休み期間中であり、緊急の場合でも、休日を選ぶか、
作業の部屋を空けて貰います。
人が常時滞在する所では、出来るだけ問題の少ない材料を使用しています。
しかし、シックハウス症候群は今や重大な社会問題であり、
私たちの認識が足りなかった事を深く反省しております。
現在、私たちは、使用材料、施工方法、管理体制等、全般に改善の努力に
努めております。
平成17年6月1日
問い合わせ先
施工及び営業的問い合わせ
恐れ入りますが、Eメールによる問い合わせは、最近迷惑メールが多発していますので、停止しました。
電話での問い合わせは
(有)ミヤモト 工建 TEL 06-6352-2089
オークケミカルエンジニアリング TEL 272-694-6837
にお願いします。
主任技師 大久保 晃
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